MINOLTA XL-SOUND 84 
形式  スーパー8
レンズ  F1.4 f=7〜56mm 8倍ズーム
マクロ  専用レンズ挿入式マクロ
最短撮影距離  1.2m
フィルター径  62mm
ピント合わせ  スプリットイメージ式距離計
ズーミング  手動及び電動 電動速度2段階
測光方式  TTL式 
フィルム感度 (ISO)  40,160
絞り  自動及び手動絞り 逆光補正 最少絞りT45 絞り切り可能
 シャッター開角度  220°
こま速度 18,24 
1こま撮影  可能
インターバル撮影  なし 
PCソケット  なし
フェーディング  手動
その他  ワイヤレスレシーバーを接続可能
電源  単三電池6本 外部電源使用可能
質量 価格  1,490g 電池除く  
発売時期  1979年8月 輸出専用機

エクタクローム100Dを使用してJR博多駅で撮影

2011年3月13日

2011年3月12日

 特長
 優秀な8ミリ撮影機を提供していたミノルタのサウンドカメラ最終シリーズである。姉妹機として,F1.2 4倍ズームの42,F1.4 6倍ズームの64があり,ボディは共通である。
 スマートで素晴らしいデザインであるが,残念ながら,輸出専用機であり,国内ではその姿を見ることはできなかった。

 F1.4 7〜56mmの8倍ズームという,非常に実用的な8倍ズームを装着していながら,質量1,500gを切っているのが最大の特長である。また,ボディのバランスが良く,手持ち撮影が楽である。同じF1.4 7〜56mmのズームを持つ,キヤノン814XL−Sは,2,000gである。もっとも814XL−Sの質量は,電池を含み,ボディは金属製で,機能も多いが,旅行等に持ち歩くことを考えると,この差は大きい。 


 特筆すべきは,ファインダーのクリアーさと,スプリットイメージの分離の良さである。ピントは,キヤノンをしのぎ最高の合わせやすさである。

 レンズは非常にシャープである。マクロは,ミノルタ全機種に共通の,マクロ専用のレンズ1枚を光学系に挿入する特殊な方法で,効果としては,望遠マクロに近い。
 他社のマクロ機構は,いずれもレンズ光学系の一部を移動させて行う方式であるので,マクロモードから標準モードへの効果的なピント送りが可能であるが,ミノルタ方式ではこれはできない。ミノルタの方式は,マクロ撮影を行うための切り換え装置ということに過ぎない。
  
 フィルム感度は,タングステン時ISO40と160にしか対応していない。エクタクローム100Dを装填すると,内蔵フィルターが自動的に外れるが,感度はISO160にセットされてしまうので,手動絞りによる微調整が必要となる。ボディを開けて適正露光となるよう調整することは可能である。

 サウンド機らしく駆動音は小さい。

 サウンドフィルムが発売されていない現在では,サウンド機能は使用できないが,ミノルタサウンドカメラ独特の機能として,ボディ側面にワイヤレスマイク用のレシーバーをコードレスで装着することができるようになっている。ボディとレシーバーが一体化するので,他社よりもかなり操作性は良好といえるだろう。ミノルタサウンドは全機種この機能を備えている。装着するレシーバーは,各国の電波事情毎に数種類発売されている。

 

ワイヤレスレシーバー装着時