ツール・ド・九州 2006 in 唐津
2006年全日本ラリー選手権 第1戦
4月7〜9日/佐賀県・唐津市周辺
ラリー総距離=2レグ約300km
スペシャルステージ=16本/約60km

勝田範彦が新体制で緒戦を制す

 総合優勝の導入、排気量別クラス区分の変更、駆動別部門制度の廃止、FIAのグループNに準じたマシンのみの
戦いとなるなど、様々な変革が行われた今年の全日本ラリー選手権。開幕は佐賀県唐津市のターマック路が舞台と
なった。当日観戦ポイントとなった唐津競艇場に集まったのは3000人を超すギャラリーたち。前年チャンピオンの奴田
原文雄(ランサー)に対して、ライバルたちがどんな戦いを挑むのかが注目された。
 
だが回り込んだコーナーの連続するコースはインプレッサの得意とするところ。序盤からラリーをリードしたのはインプ
レッサを駆る勝田範彦(JN4クラス)。これをダートトライアル選手権SA2クラスの覇者・北村和浩(JN4)と奴田原が追
う展開でラリーが始まった。だがレグ1後半で北村がバーストで遅れ、レグ2序盤で奴田原がターボトラブルに見舞わ
れてしまう。勝田は磐石の走りでリードを重ね、見事開幕戦で総合優勝を果たした。2位には北村、3位には石田雅
之(ランサー)、奴田原はトラブルの結果総合16位クラス8位でラリーを終えることとなった。
またインテグラを駆る榊雅広が総合4位JN3クラス1位、カローラ・レビンを駆る高橋悟史が総合8位JN2クラス1位とな
った。これまでクラス内だけでの争いだったのが総合成績での争いとなったことで、これら前輪駆動車が4輪駆動の2
リッターターボマシンを打ち負かすシーンがクローズアップされることとなり、興味を一層駆り立てる結果となった。
 
【全日本ラリー選手権 第1戦 総合結果】
総合順位 ドライバー/コ・ドライバー 氏名 トータルタイム クラス/順位
1位 勝田 範彦/北田  稔 スバルラリーチームジャパン・インプレッサ 47:50.5 JN-4クラス 1位
2位 北村 和浩/晝田 満彦 think3・DLインプレッサ 48:41.2 JN-4クラス 2位
3位 石田 雅之/清田 恵次 C−ONE POTENZA LANCER 48:49.3 JN-4クラス 3位
4位 榊  雅広/井出上達也 J&S クスコ KYB☆BS インテグラ 49:00.6 JN-3クラス 1位
5位 ア キ ラ/安東 貞敏 ARUZE TRD C-ONE CELICA 49:06.5 JN-3クラス 2位
6位 横尾 芳則/石丸 智之 ARUZE TRD C-ONE CELICA 49:07.5 JN-3クラス 3位
7位 大庭 誠介/高橋  巧 REPSOL・ADVAN ランサー 49:10.4 JN-4クラス 4位
8位 高橋 悟志/船木 一祥 ミツバ レビン 49:17.5 JN-2クラス 1位
9位 田口 幸宏/佐藤 忠宜 アドバンPIAAカヤバ ランサー 49:19.4 JN-4クラス 5位
10位 徳尾慶太郎/大庭 正璽 BPF・クスコ・ADVAN・KYBランサー 49:30.5 JN-4クラス 6位

注)クラス区分の説明:JN4クラスは2000ccを超える車両、JN3は1600ccを超え2000cc以下の車両、JN2は1400cc
を超え1600cc以下の車両、JN1クラスは1400cc以下の車両

Tour de KYUSHU Archive

HOME


トップへ
戻る