「根獅子地区おらしょ公演」を開催しました。



  平成4年、根獅子地区に永く伝わる、いわゆる「かくれキリシタン信仰組織」の解散を決め、
 地元においても伝承者の減少と信仰の忘却が進み、一部の信者だけで密かな行事の継承が
 行われてきました。
   近年、長崎の教会群の世界遺産登録事業などで「かくれキリシタン」の存在が注目される中、
 根獅子地区においても、信仰や生活・文化の顕彰を目的とした活動が種々行われています。
 本年、地元団体協力のもと、地区民家に長らく伝承された信仰の中心 となる納戸と仏壇の提
 供を受け、資料館に移設されました。
 これを機会として地元団体との共催で、根獅子地区の信仰の一端を再現する「根獅子地区おら
 しょ公演」を実施しました。  
 開催日時
 平成27年8月9日(日) 午前10時から 
開催場所
 平戸市切支丹資料館
 内 容 
 〇瀧山直視氏による「おらしょ」の実演(30分)
  新たに設置された納戸の前で「おらしょ」を唱えます。
  その後、資料館に預けられ、長らくお唱えが無かったご神体に対しても「おらしょ」を
  お唱えします。
  根獅子地区のオラショは暗唱です。隣の生月島の場合には声に出してお唱えします。
  掲載の写真は「おらしょ」公演の様子です。



   
 平戸島西海岸の標準的な仏壇と納戸
納戸に「かくれキリシタン」のご神体を安置するため「納戸神信仰」とも
呼ばれます。
 旧水の役 瀧山直視氏
 解説 根獅子地区の信仰の歴史や行事などの解説をして頂きました。
   
 「家祓い(やばらい)」が済むと、もてなしの「膳」が出されます。
 お神酒 にしめ 刺身 吸い物 お菓子(再現して頂きました)
 お土産に 砂糖と餅が付きます。これは家人が水の役の自宅へ持って
行ったそうです。お役の家族はお土産の答礼として、先に持参されたにし
めやお菓子を分けて帰していたそうです。