漢方薬のいろいろ

よく漢方薬だからすぐには効かないといいます。
単なる薬草や健康食品などを漢方薬と混同することは別にしても、
確かに漢方薬は長期に服用して徐々に効果を表現していくケースも
多いようです。しかし現代の進歩した医学をもってしても治らない、
或いは治りにくい病気など、結果的にこじらせてしまった病気に対して
漢方薬を利用することが多いのが現状ですこれでは漢方が得意な
分野でもある程度の時間がかかることがあるのはやむを得ないことです。
それでもなお漢方の即効性があらわれることが希ではないという事実は
高く評価されることだと思います。慢性病には一般的に1〜2ヶ月間試して
様子をみればよいでしょう。しかし、中には3ヶ月〜6ヶ月ほども
試しの期間が必要な難しい病気もあります。

漢方医学とは・・・ 東洋医学とも言います。
中国から伝わって、日本で独自に発達し、まとめられた医術です。

◆漢方薬とは・・・ 漢方医学に使う薬です。
草根木皮、動物生薬、鉱物生薬を漢方で決められた処方に従って、
それぞれ一定の量ずつ組み合わせたものです。

◆和漢薬とは・・・ 古くから我が国で伝承されてきた民間薬や
漢方医学で用いる生薬で、漢方処方に用いられる生薬も
全て和漢薬に含まれます。

                

参蘇飲  食欲を出し元気に!総合感冒。
霍香正気散  下痢かぜ、発汗促進、不必要な水をさばく。
葛根湯  ゾクゾクしたら。食欲は、あり無汗、体を温めて、             抗病反応を高める。
小青龍湯  うすい痰・鼻水。食欲は、あり無汗、体を温めて、             抗病反応を高める。
麻杏甘石湯
小青龍湯
 黄色い痰、咳・喘息に!ヒュウヒュウゼイゼイ!              食欲はある。
麻杏甘石湯  粘っこい黄色い痰、咳・喘息に!炎症強くのど              が渇く。食欲あり。
麦門湯  痰が切れない咳に、のどの乾燥。ご高齢の方に。
香蘇散  気鬱、ため息感冒、他頭痛。気鬱傾向。
柴胡桂枝湯  吐き気、腹痛感冒。往来寒熱。自汗。
小柴胡湯  吐き気、往来寒熱。無汗。
午黄  熱が高いとき39度以上。


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