孔 蛍昌
キャラクター名
孔 蛍昌(こう けいしょう)♀
攻撃/受け
5(七星剣で+1)
回避
6(紫綬仙衣で+2)
仙術行使
風水・卜占
禁呪
6
2
仙術抵抗
7
生命値
17
精神値
14
徳値
31
天命数
4
特技
散文(知識)
師匠
朱仙翁(本名 朱 承徳(しゅ しょうとく))
白髪白眉白髭の落ちついた老人
ちなみに、仙鳥の名は「紅嘴(こうし)」。
外見は白サギのような姿で、全体が紅色で根元と先端が黒い嘴を持つのが特徴。
洞府名
垓碌山覘芙洞(がいろくざん てんふどう)
プロフィール
○昇仙までの経緯
蛍昌は、梧梁安(ごりょうあん)という大都市で生まれた。当時の名前は昌(しょう)。上に長男・次男がおり、昌は末っ子であった。
家は代々この邑の役人として勤めており、先祖は王より「桂」の姓を賜るほど優秀であった(よって姓名は「桂昌(けいしょう)」となる。ちなみにこの邑では、姓には「木へん」の文字を使う。楊・杜・李などが多い)。 昌の父も邑の都市設計を担当する有能な役人であり、上の兄も若くして役人登用試験に合格するほどの名家であった。 その中でも、末っ子の昌の才能はずばぬけて高く、5つにもならないうちから父や兄たちと邑のありかたについて議論を闘わせるほどであった。
そんなある時、昌は父の書斎で邑の次期都市設計計画書を目にする。一見、何の問題もないように見えるが、昌はその都市設計に違和感を感じた。 だが子供である昌は口出しできるはずもなく、一人町外れの丘でそのことをぼんやり考えていた。するとそこに一人の白髪白髭の老人が現れた。 昌は老人に何か親近感のようなものを感じ、自分がぼんやり考えていることを話してみた。
すると老人は「では、その設計図を君の思うように修正してみるとどうなるかね?」と尋ねた。
昌は父の書斎で見た設計図を思い出しながら、地面に自分なりの都市設計図を引いた。途中、わからないところは老人が助言を与えてくれた。 日も暮れかけるころ、ようやく設計図は完成した。喜んで昌が振り向くと、そこにはもう老人の姿はなかった。
数日後のある日、昌の父が勢い込んで政所から帰ってきた。父の言うには、設計書を宰相に渡したところ「言っておいた設計と違う!」と激昂し、化け物の姿に変化したということだった。 しかし、その化け物は王の側に控えていた老人が成敗して事無きを得たらしい。あらためて設計書を見ると、父の知らない修正が加えられていたという。
修正を加えたのは昌だった。あの日、家に帰ってからこっそり書き加えておいたのだ。昌は父からその話を聞くと、思い立ったように家を飛び出した。
そして丘の上に行くと、そこにはやはりあの老人が立っていた…。
○洞府での生活
朱仙翁に師事するようになってから、蛍昌は秘書のような役目をしながら央華世界の理を学んでいる。 朱仙翁には多くの蔵書があり、それを管理するのも蛍昌の仕事である。蛍昌自身もそれを楽しんでいる。
蛍昌は朱仙翁のことを「朱夫子(しゅふうし。日本風に言うと朱先生)」または単に「夫子」と呼んでいる。朱仙翁は蛍昌のことを「蛍昌」あるいは「昌」と呼ぶ。
師匠には故郷に帰ることは禁じられているが、師匠の目を盗んでこっそり様子を見に行ったり家族に手紙を出したりしている。ただ、父が亡くなった時には、家族として葬儀に参列することを許してもらった。また、兄たちには自分が昇仙したことを口外しないように頼んでいる。
○外見と性格
眼鏡美人。頭身の低いいわゆる「眼鏡っ娘」ではない。袖や裾のゆったりした服を好んで着ている。
師匠の性格が移ったのか、普段は落ち着いた物腰である。だが、本当は好奇心旺盛で知識欲は貪欲である。また、幼いころはお父さんっ子で、昇仙してからもずっと温厚な師匠のそばにいたので、ちょっと甘えん坊ぎみである。本人も自分の性格にはある程度自覚があるようで、普段の態度にそれを出すことはあまりない。