○禁呪


 禁呪の長所

 禁呪は最高の防御仙術です。敵のあらゆる仙術・妖術の発動を禁じることができます。
 仙術だけでなく、武器を禁じ、腕を禁じ、足を禁じ、しまいには存在そのものを禁じることができるようになります。禁じることができるのは生物だけではなく、物の性質の一部を禁じることによってその物を無力化することもできます。
 また、禁呪はルールに記載されている仙術だけでなく、プレイヤーの思いつく限りあらゆる事象を禁じることができます。「○○を禁じれば、則ち△△することあたわず」の○○と△△の部分を好きなように作って良いのです。難易度はマスターの権限でルール記載の仙術に近いものに決定されます。
 プレイヤーのアイディアを生かし、パーティの防御の要となるのが禁呪の仙人です。



 成長の指針

 禁呪の仙人の一番重要な仕事は、禁術符あるいは自分の術で敵の術や行動を禁じることです。
 この役割を果たすためには、禁呪の術者は絶対に行動不能になってはいけません。
 ですから、禁呪の仙人が最も伸ばすべき能力は仙術抵抗と精神値だと思います。禁術符も取れる数に限りがあるため、仙術行使も伸ばしましょう。
 ですが、紫綬仙衣があるので、使う仙宝を禁術符だけにしぼって前線で戦うという戦法もありえます。その場合、攻撃/受けと一緒に回避を伸ばすとよいでしょう。
 行使値が5を超えてから風水・卜占に伸ばすかどうかは本人の好み次第でしょう。



 有効な仙宝

禁術符 禁呪で最も重要な仙宝です。取れるだけとって損はありません。もし余るほど手に入れたら、味方に渡しましょう。
仙衣 紅綬仙衣は仙術抵抗+2で仙術のダメージ-2、紫綬仙衣は回避+2で武器のダメージ-2の防具です。好みのほうをどうぞ。
離地焔光旗 敵が使っている仙宝の武器・防具の効果をなくしてしまいます。味方に害がなく、四宝旗の中では最も使いでのある旗です。




 有効な仙術

禁術則不能現行使値1 敵の仙術を禁じて効果をなくします。最も使用頻度の高い術になるでしょう。
禁顎則不能噛行使値3 禽獣など爪や牙で攻撃する敵の攻撃を無効化します。連続攻撃も止まります。
禁剣則不能傷行使値4 使用している武器の攻撃を禁じます。武器を使う敵にはこれを使います。
禁足則不能歩行使値6 地上を歩く敵を動けなくします。雑魚にはこれで十分です。
禁仙則不能使術行使値8 仙人(主に邪仙や妖怪)に使用して、仙術・妖術を一切使用不能にします。この後は近接攻撃も禁じて降伏勧告です。
禁人則不能考行使値8 人(仙人も含む)に使用して、一切の理性的行動を不能にします。