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グランディアの話

晩めしのコンビニ弁当を食いながら買ってきたゲーメストを読んでると、
つけっぱなしのテレビからどこかで聞いたことのあるような音楽が…。
おお、この画面はグランディアではないか!
そういや、途中で俺的にかなりショッキングなイベントがあってから中断したまんまやったなぁ。
しかし、なんで今ごろ…。
なにぃ!プレステで発売だとお!!
むぅ、プレステユーザーより後に解くようなことは、
サターンユーザーとして許されん行為だ。
当社比1.5倍のスピードで飯を食い終わると、さっそくグランディア起動!
…さて、操作方法どうだったっけな…。
戦闘中にマニュアルを開いてシステムを復習しつつ、ゲームを進行する俺。
さすがに、古くは「ぎゃん自己」「シルフィード」、
新しくは「カオスシード」「だいなあいらん」を開発したゲームアーツ、
ゲームのシステムには非の打ち所がない。
シナリオも、ここまで真正面から「少年の大冒険活劇」を見せつけられると、
逆にすがすがしさすら感じる。
しかし、何か足りないなぁ…。

そうこうしているうちに、ストーリーはクライマックス直前。
(俺的に)心のうちにもやもやしたものを抱えたまま、敵の本拠地に乗り込もうとしたそのとき、
「ジャスティン(はぁと)」
おお!その声はにしはら…、いやスーじゃないか!
「えへへ…、来ちゃった(はぁと)」
そうだ、俺は君を待ってたんだよ!
思えば、このゲームを買うきっかけになったのも、
中断するきっかけになったのもすべて君だったんだ!
さぁ行こう!俺たちの新しい門出だ!
ラップもリエーテもガドインもミルダも見送りありがとな!じゃっ!!
「だいたい約束違うじゃない、フィーナと2人でいつまでも冒険づづけるっていったでしょ?」
ばかだなぁ、スー。ああでも言わないとゲームアーツの作ったシナリオが…、
いやいや全て君の体を思ってのことだったんだよ。
「ぐずぐずしてないで、フィーナを助けるんでしょ?」
えー!?…まぁ、フィーナはスーのねーちゃんみたいなもんだからな。
スーがそう言うなら助けてやるか。
じゃあ、メンバーは…。
って、スー来ないの…?
え?フィーナを助けたらパーティメンバーあふれちゃうって?
ちっ、しょうがない。いのうえき…いやリエーテ、アレントへ帰れ。
ああ、そうこう言ってるうちに勝手にパーティ組まれてる!
あまつさえ、「精霊の門」なんかが開いちゃってる!
いやだ!俺は認めんぞ!
たとえジャスティン本人がなんと言おうと、精霊が認めようと、
俺だけは認めん!!
ああ、門にすいこまれる!認めん、認めんぞぉ〜!

ぬか喜びのこのイベント後数日間ゲームが手につかず、
この時点ではプレステ版発売まで若干の余裕があったにもかかわらず、
エンディングにたどり着いたのは発売日当日であった。

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