「自然や人や街、見るもの、聞くもの触れるもの。
毎日の暮らしの中で感じるいろいろなもの。
例えば、朝の空気のさわやかさ、昼の光や風の心地良さ、夜の星の輝きの美しさ。
ただ自然にそう思えることを信じて、自分なりの表現を形にし、相手に伝える。」
その方法として陶磁器という素材を使って生活の提案をしています。
今は特に、器の中から楽しさが生まれるようなものを作りたいという気持ちと、
自分の手や心が自然に動くまま、絵柄を付けるのを楽しんでいます。
でも実際は時間的、精神的な事にくじけそうな自分もいますが、
完成した時のうれしさと、それを使う人やその暮らしなどを想像する時の
ドキドキした気持ちは、反省も含めて、次の挑戦への力になります。
こんなふうに、小さい頃から思い描いていた夢が、大切な人や影響を与えて
くれたモノたちとの出逢いによって少しずつ形になろうとしていることに
感謝しながら、自分らしいものを作り続けていきたいと思っています。

林田 さなえ

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