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最新突撃独占インタビュー!
  博多ロック・シーンの中に於いて、博多独特のビート感覚を今に引きずる希少なバンド、
パイレーツ(通称:博多パイレーツ)に、 今回、お話を伺う機会があり、 その第一段として、
ギターの小峰さんにインタビューし、 その内容をホーム・ページに載せて いただくこととなりました。
尚、感想は、このホーム・ページのChatter Boxの方へお願いします。 

Q:はじめまして。宜しくお願いいたします。
A: こちらこそ宜しく!すまん、ちょっと二日酔い気味やんね。(ゲボッ!)

Q:やっぱり、二日酔いでしたか〜。(笑)ではまずは、パイレーツ結成のいきさつなどを聞かせて下さい。
A: 高校生の時、どこから話が来たか忘れたけど、ドラムの廣橋とホットラッツというバンドを組むことになり、
ライブをやったっちゃけど、その時の対バンが安達率いるボーイズというバンドで、
これまた何故一緒にやる ことになったのか忘れたけどホットラッツとボーイズが合体?してパイレーツが結成されたわけたい。
しかしこの頃俺は確かジャズ系やフュージョン系の音楽を良く聴とったっちゃけど、
廣橋に「フュージョンやらしよったっちゃ女にもてんバイ。」ってそそのかされたというわけたい。

Q:今回、約20年ぶりに再結成したわけですが、各々が成長していましたか?
A: いい意味で成長していると思うね。テクニック的なものは別として大人になったバイ。俺は気長になったし。
安達は解散後にもずっと持続してボーカルをやりよったし、いい味だしとう。
廣橋は波があったりするけど今の方がずっといいフィーリングを出しとうと思う。
しかし昔のテープを聴くとやはり昔の方が若い分パワーがあるかなと・・・  
いろんな音楽を聴いてよく勉強しているなーと思った。  
仕方ないけど、升谷は完全にブランクを感じさせとうね。  
新メンバーのゴッチンは高校時代から知っとうし、アクシデンツの頃もよく知っとったけど、
いまだに現役やね。テクニックもそうやけどバンドの音をまとめるのが上手かよ。 職人さんのごたあ。

Q:小峰さんは、喧嘩早いと聞いていますが。殴らないでくださいよ。
A:そんなことは全くなかバイ。伝説やね。昔、何度かそういうことがあったばってん、
話がだんだん大きくなってしまったっちゃろう。今では気が長―く穏やかで、隠居のごたあばい。
安達は女連れて消えるのが早かったばってん。(笑)

Q:一度、バンド世界から退いて、「もう、バンドはやらないだろうな。」って思っていました?
A: 思っとった。家の中、車の中でも音楽を聴くとが嫌やった。 ましてやギターを握るなんてとんでもないと。
パイレーツのメンバーで20年ぶりに飲もうという話の中で、酔っぱらったすきに廣橋にまたまたそそのかされ、
今ではギター4本所有し、曲まで作っているという変わりよう。
しかし今でもあんまり音楽には向いてないなーと考えることもしばしばあるよ。

Q:パイレーツの顔ぶれを見る限り、個性派の集まりで、良くまとまって行きますよね。
A: 私のわがままをみんながよく我慢していると思うし、みんな大人になった分まとまっとう。
というかみんな根本的には変わってないから上手くいっているのかもしれんけど。
みんなラーメン好きで宴会好きという共通点もあるし。
升谷のホーム・ページ見たね?「麺喰い日記」。あっ質問とずれましたか・・・ パイレーツは、宴会が1番で、練習はその次。

Q:再結成のライヴを見て、驚異的に若いオッサン・バンドだと思ったんですけど・・・
A: 驚異的に若いとは言わんけど、まー見た目は、まだおっさんまでいっとらんやろう(殴るぞ!)。
それにおじさんバンドというと、懐メロじゃないけど定番の曲やったり自己満だったりするやない。
俺達はあくまでもストレートなロックで年を感じさせないオリジナルを作って今の若い人達にもなんの抵抗もなく受け入れられるバンドと自負しとうよ。

Q:他のバンドは、コピー曲とかでライヴをやっていましたが、オリジナルに対するこだわりとかがあるんですか?
A: もちろんある。物まね合戦や原曲アレンジ合戦も時にはよかろうけど、人前で演るのはオリジナルやろ〜、やっぱ。
前回のライブでは、おまけ的に2曲、カバーをやったけど、今後はやらないつもりです。
カバーはあくまでもバンドをまとめるための手段だと思っとうけんね。  
ただ、カバーをいかに上手くやるかで勝負している人達には頭が下がるのも事実。
そこまでやる根気がうちのバンドにはないけんね(笑)。

Q:パイレーツは、音楽に対してストイックな姿勢だから、音がエモーショナルでありながら、決して押しつけがましくなく、
  観客が素直にそのエモーションと同化することが出来る・・・そう思うんですけど。

A: 音楽に対してストイック?第3者からそう感じてくれているんだったら嬉しいね。
自分たちでそういう風に意識してやっとらんけん。
同化することができるのも自分たちの気持ちをストレートに音と言葉で演っとうけん自然と伝わるっちゃろ〜か〜?。

Q:以前、RKBラジオのインタビューで「街の中では、ゆずみたいなのがチャラチャラして・・・」と言っていましたが・・・
A:確かにチャラチャラした人達もおるけど、本気でストリートで訴える若者がおるのも事実。
昔はストリートで演奏でもしようもんなら警察にすぐしょっぴかれる時代やったけど、
ある程度自由に自分たちを表現できる場ができて羨ましいと思う。 俺達も天神の交差点でライヴしたとばい。

Q:ファンは新曲に期待しています。ギターが2本になって、結果生まれた音楽は、これまでの物と大きく違っている?
A: 今のところはあまり変わっとらんごたあ。
というのも、今までのオリジナルはギター1本でというのを根本に作っとったけん音を埋めるという感じになっとった。
しかし新曲に関しては期待しちゃってん。ギター2本をフルに活用できるよう頑張りようけん。  
なんせ、そこらへんはゴッチンが得意としとうところ。俺もモダンドールズにいた頃の経験を生かしたいと思っとう(違う意味で)。
廣橋からもいろんなバンドのテープをもらって日夜、研究の日々。あいつうるさいもんね〜。

Q:10年後のパイレーツは、どうなっているでしょうか?
A: まったくわからんね。みんな仕事をしようし、仕事も大きく左右するやろうし、
10年って、あっという間やけんね。俺の気持ちとしては続けていたいね。
できればCDのあと1枚や2枚は作ってみたいというか、きちんと形として残したいと思っとう。

Q:ある意味では、昔のパイレーツは青写真みたいな物で、これからのパイレーツで本当にやりたいことをやるというような?
A: そう思いたいね。過去は過去やし、あの頃はまだ青い部分がたくさんあったし、
いろんな意味で今からが本当のスタートなんだと。
気持ちの上ではおじさんとかそういう壁をとっぱらってやっていきたいと思っとうバイ。
これからのパイレーツから目が離せませんぞ!


Q:今日は、お忙しい所ありがとうございました。
A: さあ!話も終わったこっちゃし、ちょっと一杯付き合わんね!
なぐらないでくださいよ〜〜〜。