かんきつ(雑柑) Citrus

はるひ 「カンキツ興津46号」×「阿波オレンジ」【PVP】
農研機構果樹研究所(興津)において育成された品種。「日向夏」より早く収穫でき、橙黄色の表皮は薄くやわらかく、剥きやすいのが特徴。果実重は150g、糖度は13%と高く、「日向夏」に似たさっぱりとした透明感のある香りで食味は良好である。成熟期は2月で隔年結果性は中程度で結実性も良い。また施設栽培では種なし果実を生産できる事がわかっており、今後、安定した種なし果実生産技術の開発が望まれる。
西南せいなんのひかり 「清見」×「興津早生」×「陽光」【PVP】
農研機構果樹研究所(口之津)において育成された品種。成熟期は12月上中旬の早生カンキツ。果実重は180g程度。果皮は橙~濃橙色で赤みがさし、薄くて剥皮が容易である。糖度は13%と高く、じょうのう膜は薄く「オレンジ」と「アンコール」を混合した様な芳香があり食味良好である。果肉には発がん抑制等の働きを持つといわれる機能性成分のβ-クリプトキサンチンを多く含む期待の品種である。
津之輝つのかがやき 「清見」×「興津早生」×「アンコール」【PVP】
農研機構果樹研究所(口之津)において育成された品種。成熟期は路地で1月中旬~2月上旬。また施設で小果温すれば12月上旬に成熟する早生カンキツ品種である。果実重は180g程度、施設栽培では250gの大果となる。糖度13%と高く、濃厚な味わいで食味良好である。果肉には発がん抑制等の働きを持つといわれる機能性成分のβ-クリプトキサンチンを多く含む期待の品種である。
べにばえ (「林温州」×「福原オレンジ」)×「アンコール」【PVP】
農研機構果樹研究所(口之津)において育成された品種。成熟期は12月下旬~1月。糖度は13%と高く、減酸は比較的容易で濃厚な食味となる。また「アンコール」に似た芳香があり、じょうのう膜も薄く食べやすい。果実重は150gと温州みかんより大きい。果面は滑らかで艶があり、紅が濃く美しい。果皮は薄く剥皮は容易である。
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たまみ 「みかん農林15号(清見×ウイルキング)」【PVP】
農研機構果樹研究所(興津)において育成された品種。成熟期は1月中旬で果実重は150g。果皮は橙色で薄く柔らかく、剥きやすい。糖度は12%と高く、オレンジの様な強い香気が特徴で食味良好。そうか病、かいよう病にはかなり強く、結実性は良好である。
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麗紅れいこう 「口之津32号(清見×アンコール)」×「マーコット」【PVP】
農研機構果樹研究所(興津)において育成された品種。成熟期は1月中旬で果実重は150g。果皮は橙色で薄く柔らかく、剥きやすい。糖度は12%と高く、オレンジの様な強い香気が特徴で食味良好。そうか病、かいよう病にはかなり強く、結実性は良好である。
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せとか 「口之津19号(清見×アンコール)」×「マーコット」【PVP】
農研機構果樹研究所(口之津)において育成された品種。成熟期は2月、果実重は250g以上と大果。糖度13%以上で食味良好。果皮は滑らかで薄く、橙色~濃橙色で外観は極めて美麗。豊産性に優れ、樹勢は中程度で連年結果し、結実性良好である。
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あすみ 「カンキツ興津46号」×「はるみ」【PVP】
農研機構果樹研究所(興津)において育成された品種。果実の着色遅延の改善や、かいよう病の発生を防止するために施設栽培向きとされているが、過去に育成された中生品種の減酸の遅れる問題に対しては改善されている。施設栽培に於いて、成熟期は2月中旬、糖度は16%と極めて高く、果実重は150g程度。完全着色した果皮は橙色で薄く剥きやすい。果肉は濃橙色で肉質はやや硬く食感に特徴があり食味良好な商品価値の高い有望品種である。
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はるみ 「清見」x「ポンカン」【PVP】
農研機構果樹研究所(興津)において、育成された品種。樹勢は、中程度で直立ぎみである。果実の大きさは190g程度で、濃度は15度程度、果皮は橙色、熟期は12月~1月で、触感はポンカンと類似し、じょうのう膜は薄く柔らかいが果実がこぼれることなく食味良好である。
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津之望つののぞみ【PVP】
農研機構果樹研究所(口之津)において育成された品種。露地栽培で12月中下旬に収穫を迎える早生かんきつ品種。隔年結果性が低く、病害にも比較的強く、例年安定生産できる。果実重は190g程度と温州みかんより大きく、剥皮が容易。糖度は12%と高く、減酸も早く、「アンコール」に酷似した芳香があり食味に優れている。浮皮も発生しにくく、商品果率の高い品種として期待されている。

かんきつ(暖州) Unshu

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日南一号にちなんいちごう
宮崎県日南市の野田明夫氏に「興津早生」の枝変わりとして発見された。9月上旬頃より収穫される極早生温州である。果実の外観は扁円、果面は極めて平滑で、果皮は薄く、従来の極早生より糖度が高い。極早生品種のなかでは、最も多く植栽されていると思われる。樹勢は強く、樹姿は開張性である。
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原口早生はらぐちわせ
長崎県西海町にて、「宮川早生」の枝変わりとして発見された。「宮川早生」に比べて葉がやや大きく、果実もやや大果で果肉の成熟が早い。樹勢はやや強い。熟期は10月上旬で、糖度は高く、減酸は早い。果実は扁平である。早熟型の早生温州で、若木のうちから良く結実し、豊産性である。
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宮川早生みやがわわせ
福岡県山門郡城内村(現・柳川市)の宮川謙吉邸にて普通温州の枝変わりとして発見され、田中長三郎氏が発表した。育てやすく収量性が良いなど優れた特徴を持つため、古くから全国的に広く栽培されるようになった。じょうのう膜は柔らかく、糖酸共に高く食味濃厚で現在でも早生温州の代表的な品種として、またハウス栽培用としても広く用いられている。​
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田口早生たぐちわせ【PVP】
和歌山県有田郡田川町の田口耕作氏が自園の「興津早生」の中に樹勢が強く、葉が大きい樹を発見。その後、育成し、品質、特性調査の結果、「興津早生」と比較して減酸がやや早く、果実品質も優れた枝変わり品種であることが確認されたので種苗登録された。結実性良く豊産性。果実重は120g程度の中玉、果形は扁平で玉揃いが良い。糖度12~13%、成熟期は11月上旬の優良系統である。
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興津早生おきつわせ
農林省旧園芸試験場[現農研機構果樹研究所(興津)]において「宮川早生」×「カラタチ」の珠心胚実生から選抜、育成された。「宮川早生」と比較して一週間ほど着色が早く、糖度も高い。樹勢は強く優良系統で果実は扁平、味は濃厚で結実性は極めて良く豊産性。「宮川早生」と共に現在の早生品種の代表品種であり、全国に知られている。
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石地いしじ
広島県安芸郡倉橋町の石地富司清氏によって「杉山温州」の苗木の中から発見された変異体である。成熟期は11月中下旬。糖度は高く、食味抜群。浮き皮の発生がほとんど無く、貯蔵性も良い優良系統。年内出荷の中生品種として有望な品種である。
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尾崎温州おざきうんしゅう
長崎県佐世保市の尾崎之夫氏によって「宮川早生」の枝変わりとして発見された。成熟期は11月下旬、果形はやや扁平で果肉は濃紅色。葉色は濃く、新梢の発生も多い。高糖系温州で、浮き皮が少なく、完熟品種としても有望。贈答用高級みかんのひとつに数えられる。
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南柑20号なんかん ごう
果実は扁平、果皮色は濃く外観は美しく着色が早い。果肉は綿密で、じょうのう膜は薄く、舌触り良く口に残らない。果汁は糖度が高く、酸が少ないので甘味比が高く、味はきわめて良好である。豊産性で隔年結果も比較的少ない。​
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大津4号おおつ ごう
神奈川県足柄下郡湯河原町の大津祐男氏により育成された「十万温州」の珠心胚実生である。結実性は良好で果実は極めて扁平、果大である。玉揃いは良好で11月中旬には完全に着色し、果皮は平滑で美麗な橙色となる。糖度が高く、酸は比較的少ないので食味が良い。「青島温州」と共に貯蔵性に優れ、高糖系品種の代表的品種である。
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青島温州あおしまうんしゅう
静岡県静岡市の青島平十氏によって「尾張温州」の芽条変異として発見された。果実は130gと大きく極めて扁平。糖度、酸味ともに多く、風味濃厚。浮き皮になりにくく、貯蔵性に優れた日本を代表する高糖系晩性優良品種である。

かき苗

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東京紅ときょうべに「B-17(富有)x(晩御所)」x「花御所」
東京都農林総合研究センターにおいて育成された早生で食味の良好な完全甘ガキ。収穫時期は10月下旬で、樹姿はやや直立、樹勢はやや強。果色は橙朱色で赤みがあり、平均糖度は17.9%で甘味が多く、食味に優れる。早生品種の代表である「西村早生」、「伊豆」に比べ収穫時期は遅いものの、カキの主要品種である「次郎」、「松本富有」より、10日程収穫が早く果実は大きく約250gである。
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貴秋きしゅう【PVP】
農研機構果樹研究所(安芸津)において育成された早生完全甘柿。成熟期は「伊豆」と「松本早生富有」の間(10月下旬)。果実重は350gと大果で、果形は扁平。果汁も多く、日持ちも良好でへたすき、裂果が少なく結実性も安定している。外観が美しい早生有望品種である。
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太秋たいしゅう「富有」x「ⅡiG-16(次郎×興津15号)」
農研機構果樹研究所(安芸津)において育成された完全甘柿。成熟期は「松本早生富有」とほぼ同時期(11月上旬)。果実重は400gと非常に大果で食味にも優れた有望品種。肉質がサクサクとして、果汁が多く独特の食感が特徴。日持ちも良好で大果型の完全甘柿として期待される。
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早秋そうしゅう「伊豆」x「109-27(興津2号×興津17号)」【PVP】
農研機構果実研究所(安芸津)において育成された「西村早生」とほぼ同時期(9月下旬~)に成熟する早生完全甘柿。果実重は「西村早生」とほぼ同じ250g程度で果形は扁平。肉質はやや軟らかくて緻密であり、果汁が多く、食味に優れている。「西村早生」に代わる有望品種として期待されている。
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富有ふゆう
日本を代表する完全甘柿で、強健で樹勢は強くて開張性である。結果期は早く豊産性で、花芽の着生は良好で、隔年結果性は少ない。果実は大果(250g~280g)で、大きいものは350g以上にもなる。熟期は11月上旬である。
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太天たいてん「黒熊」x「太秋」【PVP】
農研機構果樹研究所(安芸津)において育成された大果で食味の良い晩性不完全渋柿。成熟期は11月上中旬。果実重は500gと「富有」の2倍程度になる。樹勢は強く、収穫性は高いが単為結果力が低いため、受粉樹の混植が必要である。とにかく大きくて食べ応えがあり、脱渋後でも「太秋」のようなサクサクした食感があって、柔軟多汁で食味に優れているのが特徴的な有望品種である。
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太月たいげつ「黒熊」x「太秋」【PVP】
農研機構果樹研究所「(安芸津)において育成された大果で食味の良い中生不完全渋柿。成熟期は10月下旬~。果実重は「平無核」の約2倍で450g程度になる。「太天」と同じく脱渋後でも食感に優れている。単為結果力が強いため、受粉樹は不要。またその他の在来種と成熟期がずれる為、収穫期の労働分散も期待できる。市場では大果の柿の評価も高くなっているので将来有望と思われる。
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蜂屋はちや
非常に古くから存在する渋柿で、岐阜県美濃加茂市蜂屋町原産と言われている。果実は300gと大果で収穫期は10月下旬~11月中旬。美濃加茂市の特産品最高級干柿である「堂上蜂屋柿」は有名。堂上とは朝廷に献上するという意味で、古くは平安時代の古書にその記録が残されている。また、さわし柿用としては脱渋も容易で甘味強く、肉質も良く、加工用として品質優良である。
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西条さいじょう
広島県の原産で干し柿の代表品種である。樹勢は強く、直立性で、果形は細長く卵形で果皮は黄緑色、横断面は方円形、4条の深い側溝がある。果実は150g~200g程度で、熟期は10月下旬から11月上旬にかけてである。
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愛宕あたご
愛知県原産の晩生の完全渋柿で栽培は明治時代頃から始まったとされる。果形は釣鐘のように縦長で先が細くなっている。10月中旬に収穫されるがさわし柿用に脱渋加工するため、市場に出回るのは11月となる。果実重は250g程度でほど良い甘さでパリッとした触感が特徴である。

くり苗

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ぽろたん 「550-40[290-5(森早生x改良豊多摩)x国見]」x「丹沢」【PVP】
農研機構果樹研究所において和栗の渋皮の剥皮性に着目し育成された品種。果実重30g程度と大きく、収穫期は「国見」とほぼ同時期の9月下旬果肉の色は黄色で、粉質。甘味、香気は多く食味は良い。当品種の最大の特徴は、何と言っても中国の「天津甘栗」のように、加熱すると渋皮が簡単に剥ける事である。今後、この省力性と和栗の持つ優れた品質(大きさ、風味)を活かし、料理や加工品への利用が期待される。
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美玖里みくり「石鎚」×「秋蜂」【PVP】
農研機構果樹研究所において大きさ、色、食味にこだわり育成された品種。収穫期は9月下旬で「筑波」と「石鎚」の中間。果実重28g程度と大きい。果肉は鮮やかな黄色で甘味と香気が多くホクホクとした粉質で食味抜群。特徴である果実品質の高さを活かし、付加価値の高い生果や加工品としての利用が期待できる優良品種である。
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秋峰しゅうほう「筑波」x「524-1(利平×平塚24号)」【PVP】
農研機構果樹研究所において果実品質に優れ、出荷ローテーションを補完する品種として育成された。収穫期は「筑波」と「石鎚」の間で果実重は23g程度。果肉は黄色が強く、貯蔵しても果肉色の変化が少ない。甘味、香気が良く食味最高である。豊産性にも優れた有望品種である。
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銀寄ぎんよせ
果実の大きさは20g~25g位で、果肉は淡黄色で粉質、香気があり甘味も多く品質優良である。果実の粒揃いも良く、樹勢も強く、開張性。

うめ苗

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翠香すいこう「月世界」×「梅郷」【PVP】
農研機構果樹研究所において育成された梅酒等の飲料用加工適正に優れた品種。収穫期は6月下旬。果実重は35gと大きくはないが、種子が小さく果肉歩合は多い。結実性にも優れ豊産性である。果皮は淡緑色(完熟期は黄橙色)で独特の芳香があり、梅酒や清涼飲料水などの飲料用原料への利用が期待されている。
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露茜つゆかね「笠原巴旦杏」×「養青梅」【PVP】
農研機構果樹研究所において育成された品種。収穫期は7月中旬。果形は円形で果実重は68g前後と大きく、果皮前面に鮮紅色に着色し、果肉も成熟に伴い鮮紅色になるのが特徴。「露茜」は酸味が多く生食には不向きであるが、梅酒、ジュース、ジャムにすると美しい紅色となる。天然の赤色の果汁を活かした新需要を見込める素材として期待されている。受粉樹として晩性の品種(豊後、あんず等)が必要である。
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南高なんこう
明治時代、和歌山県上南部町の高田貞楠氏によって発見、命名された「高田梅」。これが昭和に入り、和歌山県の優良母樹選定会において最優良品種となり、その調査に尽力した竹中勝太郎氏が南部高校の教諭であった事から「南高梅」と名づけられ現在に至る。本品種は梅生産量日本一を誇る和歌山県(約6割)を代表する品種であり、全国的に見ても梅のトップブランドである。果実品質はもちろん結実性に優れ、収量も安定しており樹勢強健な優良系統品種である。
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豊後ぶんご
和歌山県で一番多く栽培されている。この品種の特徴は大果で豊産。果形がやや扁球であるが、なんといっても結果枝の着生が良好で、植え付け3年目から結実し毎年豊凶の差のないのが本種の特徴で、収量も多く、樹勢強健で作り易い品種である。

あんず苗

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おひさまコット 「あんず筑波5号」x「ハーコット」【PVP】
農研機構果樹研究所において育成された食味に優れた品種。収穫期は6月下旬で豊産性。果実重は110~120gと非常に大果。果皮は橙色で外観が良く、裂果の発生は極めて少なく、栽培性に優れている。果実は緻密で果汁が多い。糖度も高く、生食用としての食味に優れている。自家和合性で結実性が良いため、摘果を適正に行う必要がある。太陽のように大きく黄色いあんずであることから「おひさまコット」と命名された。
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ニコニコット 「ライバル」×「アンズ筑波5号」【PVP】
農研機構果樹研究所において育成された豊産性に優れた品種。収穫期は6月下旬。果実重は90g前後。果皮は橙色で外観に優れ、裂果の発生は少ない。在来の日本のあんず品種に比べて糖度が高く酸味が少ないため、生食用としての食味に優れている。本品種の最大の特徴である豊産性により、栽培者が笑顔になるあんず(アプリコット)であることから「ニコニコット」と命名された。

りんご苗

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ルビースイート 「JP114049」×「ふじ」【PVP】
農研機構果樹研究所(盛岡)において育成された、果肉が赤く、大果で甘い生食、加工兼用品種。収穫期は10月中旬前後の中生種。果実重は450g前後と大果。果皮色は赤色で果肉が桃色~赤色に着色。糖度は平均14.5%。果肉が赤色に着色する特徴を生かした多様な加工用途への利用が見込まれる。既存の赤果肉品種と比べて多汁で肉質が良く甘味が多く酸味が少ないことから生食用としても十分利用できる。

もも苗

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ひめこなつ 「182-3」の自然交配実生【PVP】
農研機構果樹研究所において育成された極早生品種。成熟期は6月上中旬で「ちよひめ」より10日ほど早い。果実重は120g程度と小ぶりではあるが、果汁が多く糖度12%を超え食味良好である。花粉を有し、自家結実性で着果も良好である。
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なつおとめ 「あかつき」×「よしひめ」【PVP】
農研機構果樹研究所において育成された優良品種。成熟期は7月中下旬で果実重は250~300gとなり玉揃いも良好である。糖度が高く、果汁も多く、果肉は緻密で食味抜群。外観、品質共に優れている。
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つきあかり 「まさひめ」×「あかつき」【PVP】
農研機構果樹研究所において育成された早生黄肉品種。収穫期は7月下旬~8月上旬。果実重は220g。従来の黄肉品種「黄金桃」に比べて2週間ほど早く、糖度が高く、酸味が少ない。外観も優れ、無袋栽培が可能な有望品種である。
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つきかがみ 「筑波115号」×「筑波105号」【PVP】
農研機構果樹研究所において育成された晩性黄肉品種。収穫期は8月中旬で従来の黄肉品種「黄金桃」より一週間ほど遅い。果実重は350gと大果で糖度も高く、食味に優れている。裂果や果面荒れが少なく、外観が優れ無袋栽培が可能な有望品種である。

すもも苗

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ハニーハート 「ソルダム」×「西田」
農研機構果樹研究所において育成された中生品種。成熟期は7月中旬。果実重は100g程度と大きい。果皮は鮮やかな紅紫色となり、果肉色は濃紅色。糖度14%で酸味が少なく食味が良い。日持ちも優れた有望品種。
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貴陽きよう
山梨県南アルプス市の高石鷹雄氏によって育成された「太陽」と「小松」の雑種である。成熟期は7月上中旬。果実重200gと極大で糖度高く、酸味ほど良く、果汁も多い優良系統。高級贈答品として市場での価値が高い品種である。
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大石早生おおいしわせすもも
福島県伊達郡保原町の大石俊雄氏によって育成された「フォーモサ」の自然交雑実生。成熟期は6月下旬の早生品種。果実重は80g程度。果皮は紅色で果肉は淡黄色。甘み、酸味とも程よく果汁も多い。現在日本においてもっとも多く栽培されている品種である。
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サンタローザ
樹勢旺盛にして、結実良好である。7月中・下旬に熟し、果実は90g~110g内外で、果皮は濃赤色で果粉に包まれる。自家結実性が高い。

なし苗

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甘太かんた「王秋」×「あきづき」【PVP】
農研機構果樹研究所(つくば)において育成された、「新高」とほぼ同時期に収穫できる、良食味で栽培容易な晩生品種。収穫期は9月下旬~10月中旬。果実は550g、果肉は「新高」より柔らかく多汁で、甘みは「新高」より高く、酸味は中程度で食味は濃厚である。貯蔵性は「新高」と比較してやや劣る。食味良好で、収穫性も高いことから、「新高」に代わる品種として有望であると期待されている。
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凜夏りんか(「おさ二十世紀」×「豊水」)×「あきあかり」【PVP】
農研機構果樹研究所(つくば)において育成された、地球温暖化に対応し、団地でも安定生産できる早生品種。収穫期は8月下旬で、「幸水」より1週間程度遅い。果実重は500g程度。果肉はやわらかく、糖度は「幸水」と同程度である。果汁pH「幸水」より低く、やや酸味を感じる。ホン品種では花芽枯死の発生が少ないことから「幸水」に代わる品種として普及が期待されている。
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あきづき 「162-99(新高×豊水)」×「幸水」【PVP】
農研機構果樹研究所において育成された高品質の中晩性品種。成熟期は9月で「豊水」と「新高」の間に収穫できる。果実重は500g位で、ずっしりと比重が大きく感じられる。糖度は13%程度と高く、瑞々しさを持ちながら、重厚な味わい。酸味が少ないため「豊水」より品質が安定する。市場での評価が高まりつつある有望品種である。
品種名果重(g)時期
はつまる3307月下旬~8月上旬
はつまる3307月下旬~8月上旬
はつまる3307月下旬~8月上旬
はつまる3307月下旬~8月上旬

ぶどう苗

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シャインマスカット 「安芸津21号」×「白南」【PVP】
農研機構果樹研究所において育成された大粒で肉質に優れた黄緑色品種。成熟期は8月下旬~9月上旬で「巨峰」とほぼ同時期である。果粒重13g。糖度20%程度と高く、果肉は良く締まり歯ごたえが良く食味良好である。ジベレリン処理にて種無し栽培が可能なうえ、皮ごと食べられる画期的品種である。
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巨峰
熟期は、8月中旬頃で、果房大きく1kgに達する。粒も最大で15=20g位で熟すると紫黒色となり、甘味強く、食味良く、品質も良く、露地ブドウの最高峰である。樹勢極めて旺盛、病害にも強く栽培容易であるが、花振性があるので、栽培管理上注意を要する。

キユイ苗

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東京とうきょうゴールド【PVP】
果肉が黄色で逆涙型の特徴的外観を持ち、糖度14%、酸度0.92%と「ヘイワード」に較べ糖度が高く、酸味は少なく食味良好である。果実重は平均99.6g(最大136.5g)。また貯蔵性に優れており、収穫後、追熟せずに冷蔵保存した場合、約50日後でも自然追熟状態で100%健全に保存される。収穫期は10月下旬であり、貯蔵方によってはクリスマス、年末の販売も可能な有望品種である。

びわ苗

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はるたより 「長崎早生」×「77-856(「津雲」×「シャンパン」)」【PVP】
長崎県農林技術開発センターにおいて育成された品種。 樹勢は強く、やや開帳性である。 最重要病害であるビワがんしゅ病に対して抵抗性である。 成熟期はハウス栽培で4月中旬頃で「長崎早生」よりやや遅い。 果実重は60g前後と大果である。 果皮は橙黄色、果肉は厚く柔らかで果汁も多い。 日持ちが良く、食味良好な優良品種である。
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なつたより 「長崎早生」×「福原早生」【PVP】
長崎果樹試験場にて育成された品種。成熟期は5月下旬で「茂木」より少し早い。果実重は60g以上と非常に大果なうえ、豊産性である。果皮、果肉ともに橙黄色。糖度が高く、果肉が厚く、柔らかい。樹勢も強く、比較的病気にも強い。大果で、外観、食味ともに市場価値の高い品種で期待されている。
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涼風すずかぜ「楠」×「茂木」【PVP】
崎県果樹試験場において育成された品種。成熟期は6月上旬。果実重は55g程度。糖度高く、果汁が多い。酸味が少なさが特徴で食味良好である。
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茂木もぎ
江戸時代に中国から持ち込まれた唐ビワの実生と言われている、西日本を代表する品種。成熟期は6月上旬。果実重は40~50g程度。甘味が強く、酸味は控えめで食味が良い。果皮は薄く、剥皮が容易な経済的品種。

ネクタリン苗

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いちじく苗

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さくらんぼ苗

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ブルーベリー苗

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ぎんなん苗

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プルーン苗

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