●体に取り込んでしまった放射性物質を少しでも出すために●



薬や医学的な処置は専門家に任せて、日常手に入るものでの対処です。先人の経験則も含めて話を進めていきます。

キーワード:微生物・元素転換・東洋哲学(陰陽)

●放射性物質と反対の性質の塩を

「爆弾をうけた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩をつけてにぎるんだ。塩からい味噌汁をつくって毎日食べさせろ。そして、甘いものを避けろ。砂糖は絶対にいかんぞ」(秋月辰一郎著「死の同心円−長崎被爆医師の記録」講談社刊)

原典の書籍は読んだことがありませんでしたが、10年ほど前に別の本でこの文章を読んだことがありました。

これは東洋哲学(陰陽)では放射性物質は”分裂・崩壊”のエネルギーを持つ陰の性質なので、体や細胞を引き締める陽のエネルギーの塩を摂ることで、中和(または排除)するという意味です。逆に甘い砂糖は陰の性質なので、体を緩めます。(黒砂糖や精製していない粗糖ならまだ大丈夫。)その他、冷たい食べ物・飲み物は代謝も鈍くなりますので少し控えたほうが良いでしょう。

長崎の原爆のケースは、放射線の直接の影響でしたが、今から起こる体内被曝に関しても、上記の内容は当てはまります。

→放射性物質の崩壊・分裂(陰)のエネルギーに対して、塩の持つ収縮(陽)のエネルギーを取り入れる

→体を弛緩させる甘いもの(砂糖)などの摂取は控える

→排泄を促すものを摂る。(野草茶・玄米コーヒーなど)

このページに詳しいことが書いてました。→ 原爆で被爆しても原爆症が出なかった人たち!!

体を温め、基本的に和食中心の食事に切り替えると良いです。(味噌汁・漬物・納豆・季節の野菜など)
だからといって塩を大量に摂取するというのではなく、あまり人間の手を加えていない天然のものに替えて、日常使う程度の量の摂取で良いと思います。

●非常時に炭が使われていたことがあった

チェルノブイリ事故後、汚染地域に住んでいた人々は炭の粉を飲むことで取り込んだ放射性物質をかなりの部分体外に排泄していたという話があります。

竹炭も含め、活性炭・木炭は汚染物質を吸着する能力があります。今回の事故後、浄水場では活性炭、そして同じように吸着能力のあるゼオライトは原発の排水処理で活躍しています。竹炭や木炭は、化学物質を選択的に取り込む性質があります。飲み水に含まれる放射性物質については、少なくとも70%は吸着すると言われています。(正確な実験データはないのですが、間違いないと思います。)

また、放射能ではないのですが、戦争中に兵隊として戦地に就いた炭焼きの方の話を随分前にラジオで聞いたことがありました。戦地で伝染病に罹ると、炭を飲ませて治したり、症状がひどい時には大量の炭の中に患者を埋めて一命をとりとめたという話がありました。これも、体外に排泄したり、炭の持つ微弱なエネルギーを摂り込んだりして治癒に向かったのでしょう。非科学的だと言われる向きもあるかと思いますが、ヒトが生きるか死ぬかという時に、やらないよりもやったほうが良いに決まってます。


●元素転換の能力のあるものを摂り入れる

実は竹炭(というよりも竹)もそんな元素転換能力を持っているようです。かつてそんな研究をしたことがありました。かなり理屈が多くなりますので、詳しくは後日。

核融合・核分裂など原子力は強烈な核エネルギーが原動力になります。しかし、自然界ではごく微細なエネルギーの元素転換という理論があります。(現在の科学では否定されてますが、自然農法の実践者たちはかなり理解しています。)

たとえば田舎では除草剤で枯れない雑草として忌み嫌われているスギナという植物があります。ツクシはスギナの胞子茎で同じ植物です。

植物の祖先とも言われる原始的な植物ですが、カルシウムの全くない土壌から、ケイ素を吸収して元素転換でカルシウムを作り出します。

この元素転換能力のあるスギナは、とにかく排泄を促し(お茶などで飲用すると)、場合によっては放射性物質を無害な別の元素や、放射性を持たない元素に変えてしまうと考えてます。

放射性セシウムはカリウムの代わりに細胞内に摂り込まれます。放射性ストロンチウムはカルシウムの代わりに骨に。これを自然のものと置き換えてくれるものがスギナに沢山含まれますし、本来、細胞は28日で入れ替わります。放射性物質のデータがあるわけではないのですが、排泄と無害化によって影響が出なければこれに越したことはないと思います。


●ある種の微生物は放射性物質もエネルギーに変換できる

大昔、球に放射線が降り注ぐ時代からそのままあるいは子孫として残っているある種の微生物が存在します。光合成細菌・乳酸菌・酵母・放線菌などです。放射線で死滅するどころかそれをエネルギーに変える種があります。

先程のチェルノブイリの例で、炭を食べて放射性物質を排泄した話がありましたが、吸着・排泄する以外に炭の中に棲みつく微生物も働いているのではないかと考えています。(あくまで仮説ですが)

いずれにしても、和食中心の食事にすると体内で働く微生物を増やすことになりますので、オススメします。


●呼吸で取り込んだ放射性物質を乳酸菌で体外に出す。

空気中の放射性物質はマスクである程度防げると思いますが、多少でも肺に入り込んだらどうなるのかと心配してましたが・・・

これは飯山一郎さんという方が解説しています。
    ↑2011/04/18(月)の記事です。「肺に入った放射性物質を取り除くコロンブス」

これは目からウロコでした。どの程度排泄出来るか分かりませんが、お金もかかりませんし、理屈を考えるよりも行動した方が確実です。是非やってみてください。

飯山一郎さんの日記の内容はかなり過激ですが、いろんな面で参考になります。
微生物とっては紫外線も放射線も同じエネルギー


●生命の源となる食べ物を(血液を清浄に保つ)

15年ほど前、竹炭を焼き始めた頃に、竹炭の父と言われている新野恵さんから食べ物について教わったことがあります。

「命全体を含む食べ物を摂るんよ。種とか、じゃこ(小魚)。
 牛を丸々一頭食べるのはムリじゃが、小魚だったら食べれるわな。
 玄米だけ食べるのはちょっと辛いが、白米に少し入れれば無理なく食べれるで。」
 (白米は胚芽と皮を取り除いているので全体ではない。)

「精製した砂糖は、ミネラルを取られているから人間の体の中に入って
 ミネラルを奪って元に戻ろうとするんじゃ。」(精製していない食べ物を)

「みんな”良いもの”を摂り入れることばかり考えとるが、
 一番大事なのは、出すこと(排泄)なんだよな。」

こんな感じで教えてくれました。山口県の方なのでこんな口調でした。

繰り返しになりますが、和食にはこの要素(命全体)が随分含まれてます。漬け物・味噌に含まれる微生物も命全体ですし、体を冷やさず免疫力を高めてくれます。

----

如何でしょうか?今後予想される長期的な体内被曝を防ぐ対策を記してみました。
これ以前にまずは体に取り込むことを防いでください。

*マスクをする
*放射能拡散の予想図を見て、風・雨での被爆を防ぐ

・・・など、このあたりの対策は他のサイトに詳しく書いてあると思いますので探してみてください。

---

今まで常識と思っていた価値観が、3月11日を境に大きく崩れて新たな世界観が出来つつあります。

情報は大量に溢れ、錯綜し、何が正しいのかわからなくなります。自分で選択して答えを出していかないと生きていくことさえ危うい時代です。

しかし、大昔から流れている自然の法則は変わることがありません。科学的な裏付けはとにかく、自然の法則や経験則としての先人の知恵を活かして下さい。

なお上記いずれの方法を選択する場合でも自己責任で判断してください。(現在の状況はある意味で戦後と同じ状態です。)

---

当工房でも、被災地に食材と竹炭を送り出しはじめました。
できるだけ長く継続したいと考えてます。

2011.04.29


Copyright 2011
Wani all rights reserved
.
著作・デザイン等の無断複製・転写を禁じます。
 
前のページへ戻る