●井筒屋展示会報告●

始まりました。(2002.11.6)

搬入の昨日は、夕方5時に始めて、夜10時半までかけてセッティングして準備しました。カミさんの弟を手伝いに駆り出して、さんざん働いてもらった。彼はかつて大道具の仕事をしていたことがあり、会場作りはバッチリでした。
会場担当者曰く「今までこの時間までかけて会場作りするのは前代未聞。」だったそうです。休暇の前の日だったのにゴメン。

初日の今日は地元久留米のローカルFM局 Dreams FMの昼の番組『がぁばよか! らじお』という番組に中継で出演しました。
すこし緊張しました。「すこし」だった理由は、ひとつは数年前にこの番組のスタジオに呼ばれて出演したことがあって、DJのたけうちいづるさんやディレクターの吉田さんと知り合いだったこと、
そして、この中継というのがレポーターの女性にマイクを向けられるわけではなくなんと!携帯電話でDJと話をするわけです。

だからそれほど緊張していなかった。それにレポーターの熊丸さんと事前に綿密な打ち合わせをしていたので、割と安心してこなせました。
彼女の明るいキャラクターも緊張を解きほぐしてくれました。熊丸さんありがとう。


会場はこんな感じです。



大熊さんのオカリナ演奏会(11/9・10)
にぎわいました。演奏が始まるとどこからともなく人が
集まり・・癒されたのだろうか、眠りこける人も・・。


無事終わりました。(2002.11.12)

『来てん見てん山苞の道』のイベントで、自分の仕事(慢性的な在庫不足に苦しめられる)の他に山苞の会の本部の準備・設営・そして後片付け・・その間に怪獣二人の保育園の送り迎えと、とにかく走り回りました。そしてすぐにこの展示会。

正直言って、死ぬかと思った。
だいたいこういう時には、子供が風邪をひく/熱を出す→泣き叫ぶ→夜も寝ない(寝かせ付けて仕事をしようと思うのに・・)→保育園を休む→昼間寝ない→騒ぐ→仕事が出来ない・・という事が繰り返される。(過去に何度も経験している。)
元気になったと思ったら、土曜・日曜でやはり家で暴れまわる。

これが一人一人順番に、時には重なって津波のように押し寄せてくるわけで、親としてはゆっくり寝れない、仕事も進まないという非常に過酷な状況に置かれるのでした。
当然家の中は、『これはゴミ箱だろうか?』というような状況になる。
(最近、板張りの床が急にブカブカするようになったのは、多分しんべえが暴れるせいだ。・・・話がそれてしまった。)
『癒しの空間』を作る展示会をしておきながら、我が家にはそのような空間を作れない、なんとももどかしい状況なのでした。
(今のところ、自宅続きの展示場だけは怪獣の被害を少しずつ修復して、らしくなってきたが。)

とは言っても、仕事は仕事。どうにかして乗り越えるしかないのである。
なんだか寒波の影響で、急に寒くなった夜中に鼻を垂らしながら作業をするのであった。
「病は気から」→そうです。風邪をひかないように気合だけは抜かないよう、気合を入れた。(意味不明の朦朧とした状態。)

しかし、救いの神はいつもギリギリになってやって来る。今回我が工房にお招きした救いの神は、カミさんの弟(義理の弟)なのでした。『来てん見てん山苞の道』のイベントの数日前に「手を貸してくれ。」とあらかじめ頼んでおいた。やっと来た。

やはり人手が一人増えると、仕事の能率が数段違う。それも、結構何でもこなす弟なので一通り指示を出しておくと勝手にやってくれる。子供のお守もやらせた。

何といっても力を発揮するのは、ステージや会場作り。そうです。前にも書いた通り、彼は舞台セットの設営などの大道具の仕事や音響の仕事をしていたのである。
ほんとに助かったよ。

それにしても僕はやっぱり商売人ではないということを自覚した。物を作る側なのだ。この1週間、会場で売り子として張り付いていたが、初対面の人に自分の作った品物や作品を「これは素晴らしいですよ。是非買ってください!」なーんて事は絶対に言えないのだ。
ただ作る過程において、どんな風に作るのか/どんな道具を使うのか/どんなことに気を使うのか・・そんな事を説明するのに終始した。まぁ、それでいいのだ。

この久留米井筒屋の筑後文化村には常設で、竹炭の製品を置いてもらっている。「いつもあなたの竹炭をここで買っているんですよ。」とか言われると、正直に嬉しかった。

期間中いろいろな人と出会って仲良しになった。
遠いところから足を運んでくれた方、ラジオや新聞を見て、HPで見付けて来てくれた方・・。ありがとうございました。
今後の仕事に有益な助言やアイディアも貰って帰ってきた。スケジュールを無理してやった甲斐があった・・。

搬出は、僕一人だったので文化村の担当の楢木さんを引っ張り出してさんざん使いました。セットが大掛かりだったので荷物も多かったけどエレベーターの積み下ろしはほとんど彼女に任せっぱなしでした(力持ち。)。ありがとう。感謝感謝。今後もよろしく。

次は「くり」のライブだ。沢山の人が見に来てくれるといいな。


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