●「くり」ライブレポート●




長い時間をかけて準備していた「くり」のライブはほぼ満席で無事に終了しました。
コーディネート役の僕としては大変幸せな気分でした。

くりのライブの様子 くり+大熊さんの演奏
カツとミホの二人。様々な国のいろんな楽器を自由自在に
操り、時には一人で二つ、三つを同時に演奏していることも
あった。
待望の「くり」と大熊政博(オカリナ造形作家)のトリオが
実現した。いや〜、最初に音が出た瞬間に一人で感動してしまった。
アイルランドと日本の民謡を各1曲演奏した。


11/15(金)   久留米のDreams FM 「がぁばよか!らじお」
      13:20〜13:50 「くり」が生出演しました。(僕も一緒に出た。)
            福岡の筑後、佐賀の鳥栖周辺エリで聞こえる


 昼過ぎにDreams FM 「がぁばよか!らじお」に出演するため、二人を一度も洗車したことのない僕の車に乗せて久留米市内のスタジオまで走る。少し余裕を持って家を出たのに、給油や道を確認しているうちに何故かスタジオに入るギリギリの時間が迫っていた。でも何とか間に合った(3分遅れくらい)。簡単な打ち合わせのあと、いきなり本番。(僕は世話役として行ったのだが、一緒に出てくれということで直前に出演することが決まった。)

実は彼らの音楽はまだCDでしか聴いたことがなかったのだが、持って来た楽器の種類の多いこと・・・。
そしてこれらがまた不思議な音が出る。
カツの持っている口琴。フィリピン・インドネシア・モンゴルなどいろんな国のものがあり、それぞれ材質が異なり、やはり音色も違う。
ミホが奏でるティンホイッスル/ローホイッスルは、見た目は小学校のリコーダーで、アルミのパイプのようなもので出来ている。見た目の冷たさとと違って、尺八のような音やオカリナのような音が出るので驚く。

番組では彼らの生活やツアーのスケジュールなどを紹介して、予定の30分はあっという間に過ぎた。

11/15(金) 
       「くり」 live ギャラリー溜(浮羽郡吉井町)

*無国籍の民族楽器を使ったヒーリングサウンド。
  僕の大好きな夫婦のユニット

 →無事終わりました。(満員御礼!)
くりライブ詳細


PM4:00頃、吉井町のライブハウス「溜」に到着。オカリナの大熊さんも到着。

まずは二人が音を出してみる。僕と大熊さん「うわ〜、CDと同じ音!!ホンモノ!」
そして大熊さんが入って、音を三人で合わせる。
三人の音が出たときはホントに一人で感動してしまった。長いことこの3人の組み合わせを待っていた一人である。「うれしか〜」を連発。
大熊さん「CDの通りだったら、なんとか大丈夫。」と言っていたが、くりの二人は次々とアレンジを変えて、最良の形で本番に臨んだ。

そしていよいよ本番。
主催者としては、どれだけのお客さんが来るかが一番気になるところ。最初は20人くらいか・・。でも演奏が始まると彼らの音楽に引っ張り込まれる。やはりプロだなぁ。曲の合間のミホの話も、お客さんの意識をぐいぐいと引き込むような感じ。僕と娘のひかぼうは、曲にあわせて足や手を鳴らす。

彼らは世界中を旅していろいろな楽器を集めては、それを自分の楽器になるまで練習する(なじむ)そうだ。ライブを見ている限り、大道芸人のように、複数の楽器を操っているような印象だった。
いろんな国の民族楽器ではあるが、何故かメロディーは日本的なのである。
そしてどこか遠くへ旅に行ったような気分にさせる旋律。(僕は、曲を聴いてどこかの風景が脳裏に浮かぶような曲が、楽曲として優れていると思っている。)
切なく、時には体が勝手に動いてしまうお祭りばやしのような不思議な魅力がある。

ステージは2部に分かれていて、2部の始まりに大熊さんが加わり、アイルランドと日本の民謡を各1曲づつ演奏した。
良かったですよ〜。お客さんの中には大熊さんの演奏目当てで来ている人もいたので、少し物足りない感じもしたけど。
そしてまた彼ら2人のステージになり、お客さんも段々じっとしていられなくなる。
そこに彼らは手作りの小さな楽器をお客さんに回して、お客さんも一緒に演奏に加わる
気が付くと会場はほぼ満席になっていて、けっこう年配の方もいるけど、手足を鳴らして楽しそう。当然子供たちはお祭りみたいに踊っている。
そう。彼らの音は年齢や社会的な地位なんか関係ないし、やる側と見る側の壁も崩してしまうエネルギーのようなものがある。

最後の曲が終わると、みんなまだ帰りたくない気分で、アンコールを1曲。そしてその後はカツが口琴でソロをやった。
これが非常に良くて、やんややんやの拍手で終わり。

大成功でした。多分、今回の九州のあちこちでやったライブが評判になって、また来年も九州に来ることになるんじゃないかな。まるでジプシーのように旅を続ける「くり」の動きに目が離せないわけです。

個人的にしばらくは、僕がうろうろ旅に出かけることは難しいので「くり」のCDを聴いて旅をした気分になろう。


「くり」の1st CDのサウンドが聞けます。→ くり1st CD
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「くり」の2nd CDのサウンドが聞けます。 くり2nd CD
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