薪ストーブ画像(別ウインドウで開く)
さて、この薪ストーブは暖房のためだけにあるのではない。非常に沢山のしかも重要な役割がある。お湯を沸かす、おでんやカレーを煮込む、ご飯を炊く(おこげが出来る。)、パンを焼く、芋を焼く・・・食べ物だけではない。冬場の乾燥しない洗濯物をまとめて一気に乾かす。我が家の子供はほとんど布オムツだったので、洗ったオムツを乾かす。面白いほどすぐに乾く。
おき(もう死語だな。炭に火がついて真っ赤な状態)が沢山出来るので、宴会が始まると、七輪に移して餅を焼く、魚を焼く・・
だいたい6畳+8畳くらいの部屋を充分に暖める。工房の作業場のストーブは、隣の展示場まで充分に温める。しかも、体の内部から暖めてくれる。
だから冬場に来たお客さんは、時間があればコーヒーを入れて焼き芋や銀杏を焼いて食べてゆっくり過ごせる。外が雪でも部屋の中は暖かく、しかもゆらゆらゆれる炎を見ていると1日過ごしても飽きない。だから冬が楽しみ楽しみ。
現在、家屋を壊した廃材のほとんどは焼却処分している。もちろん古民家再生や年代ものの大きな梁などは一部再利用されることがあろうが、ほとんどは燃やされるだけである(しかも最近は処理にもお金がかかる)。もったいない。それならば、やはり薪ストーブの熱源として利用するべきだろう。
そういう点で、自然のエネルギーの有効利用なのだ。我が家の冬場の電気代・灯油の消費量は極端に少ない。(灯油屋さんが非常に不思議がっていた。)だから田舎暮らしを始めた知り合い・友人にはせっせと薪ストーブを勧める。チェーンソーで切る手間を惜しんではいけない。エネルギーの有効利用のために、是非やるべき。
2002.11.26