●雪の日の心配事●




2003年のお正月は福岡県も寒かったです。1/4〜5は雪が積もりました。そして今日1/28も雪と激しい風が・・。
たしか、今年でここに越して炭焼きを始めて8年目。最初の2〜3年は、毎年雪が降ると非常に困ったトラブルに悩まされた。それは・・水道管の破裂。
なにせ昔は団地やマンション住まいだったので、水道管が凍結して水が吹き出るなんてことは考えたこともなかった。

ところがここでは、井戸から家屋の蛇口まで20mほどの距離を水道管が地面の下を走っている。雪が降って『あぁきれいだなぁ。外は寒いよなぁ。』などと思っているうちに、蛇口をひねるといつも出てくる水が出てこない・・なぁんて事が良くあった。
で、どこで管が割れたりヒビが入っているのか・・これが地面の下なのでよくわからないのである。しばらく時間が経つと、地面が水浸しになってわかるのだが・・。

このトラブル発生の箇所を見つけてスコップで地面を掘り下げて、水道管が露出すると突然大量の水しぶきを浴びることになる。(雪の降る日にですよ。)
井戸のポンプや元栓を止めればいいじゃないかと思われるかもしれないけど、止めるとどこでトラブルが発生しているのかわからない・・。で、やはり毎度水しぶきを浴びていたわけです。

そして、管の割れた部分を切断して継ぎ手をはめ込んで修復するという作業になる。しかし、今までやった事もなかったのでパイプを買いに行ってもサイズ(直径)を間違えていたり継ぎ手をはめ込んでみたらパイプの長さが短くて何度もやり直したり・・と結構大変な思いをした。なにせ寒いので手にはめている軍手が凍って、手の感覚がだんだん麻痺してくる。

で、その凍結による水道管の破裂を防ぐには、水を少しずつ出しておけばよいという事に気付くまで、3年もかかってしまった。(愚かだなぁ・・。)

それからは雪の日のそういう事もなくなったのだが、今年の1/4日没後に水道が出なくなった・・。『え”〜、また〜?』用心して蛇口は開けていたのに・・。またしても激しく降る雪の中を走り回った。日が沈んで暗い。しかしどんなに探してもトラブル発生の箇所を見つけられない。??? 寒いよ〜。

井戸のポンプの所まで行くと、ポンプの音がいつもと違っている。
空気を噛んで、空回りしている音だった。これをそのままにしておくと、モーターが焼き切れて壊れてしまう。電源を抜いて、しばらくそのまま放置しておく。
要するに地下水の水位が下がっているようなのだ。元の水位に戻るまで待たなければいけない。1時間ほどじっと待つ。祈るような思いでまた電源を入れた・・・OK!復活しました。

そして今夜もまた一抹の不安を胸に、夜が明けるのを待つのでした。

2003.01.28


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