夏場の昼食後はシエスタ(昼寝)が欠かせない。
怠け者と言ってくれるな。梅雨から夏にかけては昼の1時から3時頃までは外仕事には最悪の時間なのである。
だから早起きして(早いときは4時頃)気温が低いうちに快適に仕事をして、昼食までにはほとんどの肉体労働を終わらせる。
そして1時間ほど昼寝をして気温の高い時間をやり過ごす。
一種の適応であり処世術なのだ。
ところが我が家の子供たちは午前中に寝ているので、この貴重なシエスタの時間を妨害するのである。
腹に乗っかる、顔に乗っかる、すね毛を抜く・・そして何度メガネを踏まれたことか・・。
それでも寝る。どんなに邪魔されても、とにかく午前中に消耗した体力を回復するために寝る。こっちは真剣にやっているのである。
もうひとつ問題は、工房にお客さんが訪ねてくるのが、だいたいこの時間なのである。さすがに真夏にはお客さんも時間をずらしてくるが、ときどき寝込みを襲われる事がある。
数年前、ものすごく暑いある日、涼しい場所を探して「今日はここで寝よう。」と決めたのが、玄関脇の通路。こんな日には誰も来ないだろうと思っていたら、来たのである。
バキッ、メキメキ(ドアを無理やり開ける音)
ピンポーン
熟睡していたので何が起きたかわからなかった。見られた。
「あ、寝てたんですか?」
すぐにバレてしまった。
また別のある日、同じように通路で涼みながら寝ていたら、完全に熟睡していて、ピンポーン という音が聞こえた。
ガバッと起きたら自分がどこにいるのかがわからなかった。
何故かトイレの方に走った。「・・・?」 ?(・・*)
自分が何をやっているのかもわからなかった。
工房の入り口から「すいませーん」という声がしてやっと状況を理解した。
大事なお客さんですよー。
しかしどんな状況にあってもシエスタは欠かさない。
そんな時間に来たことのあるお客さん・・すいません。
頭がぼんやりしていて、僕の説明もなんだかわからなかったでしょう。
今後もこんなことがあると思います。お許しください。m(._.)m
2002.07.17
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