この広大な庭に広がる植木の山・・・。
そうなのだ。梅雨の時期はこの植木の手入れが梅雨時の最大の課題なのである。
わが工房はもと造園屋を借家として借りているので、敷地には植木が沢山植えてある。
引越しして来た当初から、大きな木は手をつけないことに決めていた。が、ツツジや松、椿などはほおっておくと廃屋のようになってしまうので、これを毎年剪定する。
何より不安なのは、夏場を乗り切る体力が温存できるかということだ。実はひ弱なのだ。夏バテしやすい。
とにかく体力を温存するために、梅雨の雨の降る日にやる。
最初の2年くらいは全部植木バサミでやった。しかし腕が取れそうになったので、3年目に植木用のバリカンを買った。これでじゃんじゃん切れるようになったが、背の高い木に取りかかると、やはり腕が取れそうになる。いずれにしても植えてある植木の量が一人でやるには充分すぎるくらいある。
ということで、今年は遠慮なく低く・短くすることにした。
そして、時々やってくる友人『Mr.うどん屋』の大津氏に「植木の手入れが・・」と、ことあるごとにぼやいてhelpしてもらっている。大きな松の木は二人で2時間ほどで剪定してしまった。
ところが僕が急用が出来たある日、臨時休業の札を出して留守にしていたところ、彼がやって来てこの時期に切ってはいけない桃の木(娘の誕生記念に植えた。)をバッサリやっていたのである。とても低くなった。
「また伸びるやろ。」そりゃそうだが・・。
数日あけて、気合を入れなおしてまた取り掛かった。
晴れているが仕事の都合もあるから仕方ない。go go!!
丸一日朝から夕方まで、ほとんどnon stop で刈りつづけた。
汗だくになって着換えたシャツが5枚、水気がすぐ抜けるので摂取した水分が恐らく3リットル位だろうか?昼食も口に入らず・・。
脚立(キャタツ)に登っての作業が多かったため、普段使わない内側の股の筋肉や背筋がつりそう・・。そして指やひざの関節が時々固まって動かない。完全に塩分と血糖が枯渇しているな。
もぉダメ。
夕方、作業を終えてひと休みしているところにひろみさんが登場。なんと手には桃を持っているではないか!ありがとう・・これで充電できそうだ。
冷蔵庫で冷やして夕食後にゆっくり食べよ〜と思っていたら、怪獣どもが二人いっせいに飛びついた。
「これは俺が貰ったんだ!充電するんだ!」とか言いながら自分の取り分は何とか確保した。ハァハァ。
しかしまだまだ剪定の日々は続く・・。
PS.大雨の降る7/19の午前中、友人が剪定を手伝ってくれた。二人でパンツまでぐっしょりになってやったが、『暑くて汗だく』よりはましなのだ。シャワーを浴びながら仕事してるようなもので、快適そのもの。やはりまた雨の日にやろう。
2002.07.21 |
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