老松神社 お宮さんの「いっちょうの木」の由来。
この銀杏の木は今からおよそ四百年前に老松神社の健立と共に植栽されたもようで厳しい風雨風雪にも耐え区民の息災と繁栄を見守りいただいている尊厳なるご神木であります。昔から愛称としてお宮さんの「いっちょうの木」とお呼びしていますが七本の大幹を一重と見てのことと思われます。形状は幹周り十一・六メートルですが七本の中で最大幹がおよそ五メートルもあり樹高は、二十五メートルとそびえ枝張りは東西に二十四メートル南北に二十八・五メートルも幅広く威厳ある樹勢と雄姿なる樹幹は誉れ高く日本一ともいえます。
銀杏は中国原産で種子は食用にされ、また古い枝の下に乳柱を表すので「乳銀杏」と呼ばれ昔から妊婦の催乳・子育て信仰の対象にされてきました。近年では、葉に抗炎作用があることが判り、西欧では、高血圧や糖尿病の予防・治療薬にも使用されています。特に,ここの「いっちょうの木・銀杏」からはすがすがしい空気や美しい生きる力を育み頂いております。お守りの一環として子供会や老人会等の日頃からの清掃活動等に感謝しつつこれからも区民一体で子々孫々にしっかりつなぎ大切にお守りしてまいりましょう。