オリンピック国立公園
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オリンピック国立公園(Olympic National Park)は、ワシントン州、オリンピック半島 (Olympic Peninsula) にある米国の国立公園である。公園は3つの基本領域に分けられる。すなわち太平洋の海岸線、オリンピック山脈、温帯雨林である。
元々は、セオドア・ルーズベルト大統領が1909年オリンピック国定公園を設立し、米国議会による国立公園への変更の議決を経て、1938年フランクリン・ルーズベルト大統領が法律に署名した。1976年、オリンピック国立公園は生物圏保護区になり、1981年、世界遺産に登録された。
1988年、オリンピック半島のほぼ全域がオリンピック自然保護地域 (Olympic Wilderness) に指定され、地域の保護がさらに強化された。年間訪問者数は、3,000,000人前後(2006年は、2,749,197人)、最寄の都市はワシントン州のポート・エンジェルス (Port Angeles) である。
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オリンピック山脈
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オリンピック山脈(Olympic Mountains)は、アメリカ合衆国ワシントン州西部、オリンピック半島中央部に位置する山地である。この山脈は、最高峰であるオリンポス山の標高が 2,428mとそれほど高くはないが、西斜面は太平洋に直接面しているためアメリカ本土(アラスカ州、ハワイ州は除く)で最も湿度の高い場所であり、世界有数の温帯雨林を多く抱えている。
ホー温帯雨林(Hoh Rain Forest)にあるホー・レンジャー・ステーションは毎年平均 3,600mmの降水量を記録している。山脈の大部分はオリンピック国立公園の範囲内にあり保護されている。
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太平洋岸の海岸線
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オリンピック国立公園の太平洋岸沿いの細長い土地は、起伏に富んだ、しばしば霧で覆い隠された砂浜の広がりと隣接する小さな森である。長さは117.5km(73 マイル)(幅はわずか数マイル)ある。主な川の河口で2度だけ途切れ、そこには人が住む先住民の地域社会がある。
ホー族はホー川 (Hoh River) に、キルート族はキルート川 (Quileute River) の河口のラ・プッシュ (La Push) という町に住んでいる。ホー族はキルート族の支族である。連続した自然の広がりは10から20マイルにわたるが、見慣れたものとは時間的にも空間的にもしばしばまったく違うように見える。
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氷河のオリンピック山脈
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オリンピック国立公園の中心には、山腹と稜線が巨大な太古からの氷河に覆われたオリンピック山脈がある。 山脈自体は、ファンデフカプレートの沈み込み帯と関連する付加体の隆起の産物である。 地質の組成は、好奇心をそそる玄武岩質と堆積岩質のメランジュである。
山脈の西半分では、高さ 2,428 m(7,965 フィート)のオリンポス山が他を圧倒している。 オリンポス山では多量の降雪があり、結果として、ノース・カスケードを除く米国本土において火山以外でもっとも大きな氷河作用を受けている。 いくつかの氷河があるが、そのうち最大のものはホー氷河で、長さは 5 km 近くある。
東を見ると、西側の山脈の雨蔭のため、山脈はずっと乾燥するようになる。 こちらには数多くの高峰と岩だらけの尾根がある。 この地域の最高峰は、2,374 m(7,788フィート)のデセプション山 (Mount Deception) である。
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